2014年6月1日より開始されるドコモの新料金プラン、
カケホーダイ&パケあえる」
について解説したいと思います。
今回は、
- どんな人が得をするのか
- ドコモは損をしないのか?
について書こうと思います。
カケホーダイプランのみに焦点を当てて解説します。
まとめとしては、
- 新料金プランは高い
- 電話を50分以上する人は安くなる
- 大家族は安くなる”かも”しれない
- 契約変更がめんどくさそう
ドコモ新料金プラン、カケホーダイとは?
Xiスマートフォン、タブレットは、現在の基本料金プラン
タイプXiにねん 月額743円 無料通話分0円(20円/30秒)
が廃止され、
カケホーダイプラン(スマホ/タブ) 月額2,700円 国内通話無料
に置き換わります。
FOMAについては基本料金プラン
タイプSSバリュー 月額934円 無料通話分1,000円(20円/30秒)
タイプSバリュー 月額1,500円 無料通話分2,000円(18円/30秒)
タイプMバリュー 月額2,500円 無料通話分4,000円(14円/30秒)
タイプLバリュー 月額4,000円 無料通話分6,000円(10円/30秒)
タイプLLバリュー 月額6,500円 無料通話分11,000円(7.5円/30秒)
が継続され、平行して
カケホーダイプラン(ケータイ)2,200円
が新しい基本料金プランとして加わります。
FOMAは新しい「カケホーダイプラン」と従来の「バリュープラン」どちらでも契約することが可能となるようです。
(報道発表資料 : 新たな料金プランおよび割引サービスを提供開始 11. 既存プランの扱いを参照)
今回新設される「カケホーダイプラン」は名の通り通話が無料となります。
今までも、ドコモのオプションサービスとして「Xiカケ・ホーダイ(月額667円)」があり、ドコモ契約回線向けの通話(MVNO含む)が無料でした。
今回は国内宛の通話が無制限になる、日本では全く新しい料金プランが出来ました。
通話を50分以上する人が安くなる
Xiスマートフォンの方は、49分以上(1,957円分以上)の通話をする人が従来の料金プランよりも安くなります。
2,700円(カケホーダイプラン)-743円(タイプXiにねん)=1,957円(差額)
1,957円(差額)÷40円(1分あたりの通話料)=48.925分(通話時間)
また、現在「Xiカケ・ホーダイ」(月額667円)を利用している人ですと、32.5分以上(1,290円分以上)他社や固定にかけている人は安くなります。
2,700円(カケホーダイプラン)-743円(タイプXiにねん)-667円(Xiカケ・ホーダイ)=1,290円(差額)
1,290円(差額)÷40円(1分あたりの通話料)=32.25分(通話時間)
FOMAの方は、タイプSバリューで75分以上(2,700円分以上)通話する方、もしくはそれ以上(M,L,LL)の料金プランを契約している方は安くなります。
2,200円(カケホーダイプラン)-1,500円(タイプSバリュー)=700(差額)
2,000円(無料通話分)+700円(差額)=2,700円(差額通話分)
2,700円(差額通話分)÷36円(1分あたりの通話料)=75分(通話時間)
今後契約する予定がある方は明細などで確認してみてください。
5人以上の家族がいる人が安くなる?かも??
現在の料金プランでは、Androidスマートフォン1台あたり月額5,743円(3GB制限)から利用することができます。
現在の料金プランでの合計金額と、擬似的な通信量を算出しました。
新プランでの算出
算出表を出しましたが、全くわかりませんね!
というわけで比較表を作成しました。
擬似的な通信量(従来の)はあくまで目安とお考えください。
安くなると思って図を作り始めたのですが、いつまでたっても安くなりませんでした!
通信が少ない人は安くなる可能性がありますね!
新料金プランの場合、この月額使用料から「契約年数による割引」や「25歳以下向けの割引」がありますので、これらの割引を使えば安くなる可能性はあります。
「契約年数による割引」は代表回線のドコモ契約期間が16年以上で約10%の割引で、代表者以外が何年であろうと関係ないという非常にしょっぱい仕様ですね。
なおかつ一度シェアプランを組むと契約の変更を代表回線から変更しなければならないので、色々とめんどくさそうです。
親戚ともシェアプランを組むことは可能(3親等以内であれば)ですが、誰が支払うとかで揉めます。
やめましょう。
ドコモは損をしないのか?
通話定額などをしてドコモは損をしないのか?というのが疑問として出てくると思います。
ドコモは他社回線利用料金として接続料を支払います。アクセスチャージとも呼ばれるものです。
2012年度の接続料は
ドコモ:0.067円/秒(2013年度は0.057円/秒)
au,SoftBank:0.082円/秒
これがいわゆる通話原価です。
この原価からの表を作成しました。
ケータイの場合は約7.5時間、スマホの場合は約9.2時間通話が分岐点となります。
7時間以上なんて使い方をする人がそこまでいるとは思いませんが。。
まとめ
- 新料金プランは高い
- 電話を50分以上する人は安くなる
- 大家族は安くなる”かも”しれない
- 契約変更がめんどくさそう
複雑に見える料金プランも、紐解いてみれば単純…?ですか??
僕には難しいです。
新料金プランの注意事項の多さが物語ってます。
40項目ほどの注意事項がありますので、気になる方は見てみてくださいね!↓
新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」 | 料金・割引 | NTTドコモ