2014年4月21日より開始されるソフトバンクの新料金プラン、「スマ放題」について解説したいと思います。
「スマ放題」は音声”定額”とパケット”定額”をパックにした新”定額”サービスとしてソフトバンクから発表されました。
今回は、
- どんな人が得をするのか
- 定額ってどういう意味?
について書こうと思います。
まとめとしては、
- ソフトバンクは定額の意味を知らない
- 新料金プランは高い
- 電話を53分以上する人は安くなる
- データを15GBつかう人は安い
- パケ死しないために300円いる
ソフトバンク新料金プラン、スマ放題とは?
スマ放題はSパック(月額5,980円)、Mパック(月額6,980円)、Lパック(月額8,980円)が用意され、それぞれに違う国内音声通話とパケット通信量の上限が設定されています。
Sパック 月額5,980円 5分以内/50回まで無料(それ以上は20円/30秒) 2GB
Mパック 月額6,980円 10分以内/1000回まで無料(それ以上は20円/30秒) 7GB
Lパック 月額8,980円 10分以内/1000回まで無料(それ以上は20円/30秒) 15GB
このプランは対象機種の購入時のみ申し込めるプランとなっており、今までの料金プランも引き続き選ぶことができます。
通話を53分以上する人が安くなる
新料金プランでは「専用基本使用料というよくわからない基本料」「データと通話定額のパック」「IPS料金」「安心料金オプション」で構成されます。
「安心料金オプション」は後ほど説明します。
今までの基本的な料金プランは以下となります。
9割以上の方がiPhoneということで、iPhoneの料金プランです。
Androidの場合は500円高くなります。
Mパックの場合10分以内の通話が53分以上(2,126円分以上)の通話をする人が従来の料金プランよりも得となります。
10分以上通話すると20円/30秒の通話料がかかります。
8,560円(Sパック合計額)-6,434円(現行合計額)=2,126円(差額)
2,126円(差額)÷40円(1分あたりの通話料)=53.15分(通話時間)
Sパックの場合5分以内の通話が28分以上(1,126円分以上)の通話をする人が従来の料金プランよりも得となります。
7,560円(Sパック合計額)-6,434円(現行合計額)=1,126円(差額)
1,126円(差額)÷40円(1分あたりの通話料)=28.15分(通話時間)
データを15GB使いたい人には安い
Lパックのデータ定額通信15GBを契約すると、11,560円で契約することができます。
15GB使うという人はなかなかいないかもしれませんが、テザリングなどで1つにまとめて節約することもできます。
今までデータ回線と2回線契約してた人には1契約で済むので、安くなる可能性があります。
ちなみにLパックの場合、直近3日間のパケット通信量が約2GBを超えた場合に通信制限されるそうです。
謎の「安心料金オプション」パケ死の危険から守ってくれる!!
今までの料金プランではデータ定額通信量上限を超えると通信速度が送受信時最大128kbpsというすごく遅くなるようにしていました。
しかし、今回ソフトバンクから発表された新プランの「スマ放題」では通信量上限を超えると自動的に100MBごとに従量課金され、使えば使うほど青天井に課金されていきます。
いわゆるパケ死ですね。
これを防ぐために新設されたオプションが「安心料金オプション」(月額300円)です。
パケ死の危険から守ってくれる「安心料金オプション」が300円で入れるなんて、とぉっても安いと思います!!
まとめ
- ソフトバンクは定額の意味を知らない
- 新料金プランは高い
- 電話を53分以上する人は安くなる
- データを15GBつかう人は安い(かもしれない)
- パケ死しないために300円いる
どうせ「専用基本使用料」と「S!ベーシックパック」は必須プランなのですから、各プランに組み込んでしまえばスッキリした良いプランになったと思います。
安心料金オプションなんていう、人の弱みに付け込んだオプションなんて新しく設けるなんて意地汚い感じさえします。
VoLTEを見据えた新プランとか銘打ってましたが、全くそうは見えませんでした。
定額の意味をソフトバンクは知らないんじゃないんでしょうか?
【定額】ていがく 一定の額。定まった額。「毎月━を入金する」「━料金」 #daijirin
— ぴよひこ (@piyohicom) April 13, 2014
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