明日はiPhoneの発表会。
今日はiPhone5に載る予定の通信チップセット、MDM9615からLTEを予想する。
LTE事情は結構複雑で、全世界で30以上に細分化されている。
当たり前だが、すべての周波数に対応できるわけもないので、日本のLTE事情から読み解くのだ！！
iPhone5に載るチップセットはMDM9615だろう。
勝手にそう思っている。
MDM9615だと仮定して話を進めようかとおもいます。
違ったら知らんよ。あくまで予想。
日本のLTE事情
ドコモのLTEバンドは2.1GHz(Band1)で主に展開していますが、今後800MHz(Band19)、1500MHz(Band21)が追加され、1700MHz(Band 9)、新たに取得した700MHz(Band?)も運用予定となっています。
SoftBankも2.1GHz(Band1)で主に展開する予定です。新たに取得した900MHz(Bamd8)も運用予定となっています。
auのLTEバンドは800MHz(Band18)で主に展開する予定となっています。2.1GHz(Band1)、1.5GHz(Band11)もはじめから運用できるような体制となっています。
結局iPhoneはどうなの？
MDM9615だと今度ドコモから出るOptimus G L-01Eがこのチップセットである。
ドコモのXiの対応バンドからBand1(2.1GHz)に対応していることは明確だ。
また、下記ブログの図を見てみたい。
Could there be one iPhone to rule the world’s LTE networks? – Sprint 4G Rollout Updates
Barklay’s Research …
Many technologies, one tiny chip
At the heart of this advancement is the Qualcomm MDM9615 from Qualcomm’s GOBI line. This multiple device modem (MDM) chip supports both voice and data over LTE (FDD and TDD)as well as connecting to EV-DO Rev A and B, HSPA+, dual carrier HSPA+, and TD-SCDMA. With the added support of voice over LTE this phone could also be one of the first to support VoLTE.
この資料によると対応バンドはBand1/2/4/5/8/13/17となっている。
日本に関係してくるのはBand1(docomo、SoftBank,au)、Band8(Softbank)である。
ソフトバンクのBand8には全く期待できないため、Band1のみが対応してくるだろう。
auの800MHz(Band18)は世界特有のガラパゴスバンドで、Japan 800 MHz lowerと呼ばれる。日本のauでしか使われない予定である。
ここの周波数領域がBand5と6MHzぐらい被っている。
何を言っているかわからないと思うが、下記リンクによると、
LTE frequency band
Japan 800 MHz lower …
Band5:850 MHz
ダウンロード帯域:869~894
アップロード帯域:824~849
Band18:Japan 800 MHz lower
ダウンロード帯域:860~875
アップロード帯域:815~830
被っている周波数帯域が
ダウンロード帯域:869~875
アップロード帯域:824~830
6MHz幅で共通なのだ。
とりあえず使えそう！！
6MHz幅だけ共通なのはauにメリットがあって、iPhoneだけにすべての帯域を使われることがないため、今後のAndroid LTE端末に影響しにくいと思われる。
おおお、これはテザリングしても大丈夫かも？追加料金必要かもしれないけど。
ついでに言うと、さっきの引用からMDM9615はVoLTEに対応してそうなので、電話しながらウェブを見ることができるかもしれない。
期待が膨らむ。
さてはてどうなるか。両キャリアの発表を待ちましょう。
明日です！！
